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ケナガマンモス。[絶滅動物図鑑]

ケナガマンモス
Woolly Mammoth

ケナガマンモスの画像
科名
ゾウ科
その他の名前
ウーリーマンモス
英名:[Woolly Mammoth]
学名:[Mammuthus primigenius]
分類
哺乳類、長鼻目
生息地(発見地)
北アメリカ、アジア、ヨーロッパ
時代
約37万年前~約1万年前(更新世~完新世)
全長
約540cm
肩高:270~350cm
体重
不明
食べ物
植物
解説
ケナガマンモスは7種類ほど確認されているマンモスの仲間のひとつでアジア、ヨーロッパ、北アメリカと広い範囲に生息していたとされ最も知られているマンモスでもあります。マンモスの中では体の大きさは平均的で現在、アフリカに生息しているアフリカゾウよりもやや小型です。

ケナガマンモスの特徴的な大きくカーブした長い牙は武器ではなく草の上に積もった雪をはらう為に用いられたと考えられており、主食はマツやヤナギ、カバなどの樹木の葉や枝だったとされています。

寒冷の気候に適応していたケナガマンモスの絶滅の原因についてはハッキリした事が分かっておらず、急激な気候の変化によって食料としていた植物が激減してしまったとする説や人の手による過剰な狩りを原因とする説、人間が持ち込んだ家畜からうつった伝染病が原因であるとする説など様々なものがあります。

尚、日本国内においても北海道の襟裳岬や夕張市などでマンモスのものと思われる臼歯が見つかっている事からツンドラ化した北海道に生息していたと考えられています。
また、寒さの厳しい地域に生息していた事が幸いし、化石だけでなく肉や毛の残った個体が多く見つかっている事もケナガマンモスの特徴となっています。