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プラチベロドン。[絶滅動物図鑑]

プラチベロドン
Platybelodon

プラチベロドンの画像
プラチベロドンの画像3
科名
ゴムフォテリウム科
その他の名前
学名:[Platybelodon]
分類
哺乳類、長鼻類
生息地(発見地)
ヨーロッパ、北アメリカ大陸、アフリカ大陸、アジアの中部
時代
約2500万年前(始新世~更新世)
全長
約6m
体重
4~5トン
食べ物
植物(やわらかい水性植物など)
解説
プラチベロドンは全体的な印象は現代の象に近い形態をしていますが、上記の画像を見ても分かる通り、下顎の先の部分にある非常に大きなシャベル型の牙が特徴的で、その牙の大きさは穴掘りなどの用途で使うシャベルの大きさを上回ります。

プラチベロドンの扁平な形の下顎の牙は水草などのやわらかい植物をすくい取って食べたり、土の中の植物を掘り起こす、木の枝などを切断するなどの目的の為に用いられていたと考えられています。
また、口を閉じた時に上側の牙を差し込む為のへこみが下顎の牙の先端にあり、口の前部には鋭い歯、口の奥には口の中に入れた植物をすりつぶす為の平らな頬歯がありました。

プラチベロドンは主に湿原に住んでいたと考えられており、採食様式が非常に限定的で特殊なものであった為、環境の変化に適応する事が難しく、プラチベロドンは短い期間しか生存できなかったと推測されています。

尚、プラチベロドンの記載年は1930年で記載者はウィリアム・グランガーです。