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ニューイングランドソウゲンライチョウ [絶滅動物図鑑]

ニューイングランドソウゲンライチョウ
Heath Hen

ニューイングランドソウゲンライチョウの画像
ニューイングランドソウゲンライチョウの画像2
科名
キジ科
その他の名前
ヒースヘン
英名:[Heath Hen]
学名:[Tympanuchus cupido cupido]
分類
鳥類、キジ目、ライチョウ亜科
生息地(発見地)
北米
時代
~20世紀
全長
約42cm
体重
約900g
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解説
ニューイングランドソウゲンライチョウはかつては北米大陸のニューハンプシャー州から北部のバージニア州にかけての地域にて繁栄した鳥でリョコウバトなどと同様に人の乱獲によって絶滅した動物として知られています。

ニューイングランドソウゲンライチョウはオスとメスで見た目が異なり、オスには目の上にオレンジ色のトサカがあり、首の左右にはオレンジ色の袋がありました。この首の袋は求愛行動の際に閉じたり開いたりする事によって音を鳴らしていたとされています。

ヨーロッパからアメリカに来た移民の入植地近くに大量にいた事から食用として乱獲された結果、個体数が激減し、1870年頃までにはアメリカ本土においてはほぼ絶滅の状態にまで陥ってしまったと言われています。
その後、個体数の減ったニューイングランドソウゲンライチョウを守ろうと保護活動なども活発になり、一時は個体数うを増やしましたが1932年3月11日に「ブーミング・ベン」と名付けられた最後の1羽のオスが死亡し、ニューイングランドソウゲンライチョウは完全に絶滅していしまいました。