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ニシローランドゴリラ [絶滅動物図鑑]

ニシローランドゴリラ
Western Lowland Gorilla

ニシローランドゴリラの画像
科名
ヒト科
その他の名前
英名:[Western Lowland Gorilla]
学名:[Gorilla gorilla gorilla]
分類
哺乳類、サル目、ゴリラ属、真猿亜目、チンパンジー亜科
生息地(発見地)
アフリカ(アンゴラ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、赤道ギニアなど)
残存個体数
不明
体長
オス:167~210cm
メス:125~255cm
体重
オス:140~270kg
メス:70~120kg
食べ物
主に植物(根、芽、果実、樹皮など)
解説
ニシローランドゴリラはアフリカ大陸のみに生息する哺乳類で野生の環境下において数万頭が生存していると見られていますが密猟や環境破壊によってじょじょに数を減らしていると見られ、最近ではエボラ出血熱が猛威を振るい、ガボンとコンゴに生息しているニシローランドゴリラの約95%がエボラ出血熱によって死亡したとも言われています。

特にエボラ出血熱の問題はかなり深刻でニシローランドゴリラは活動範囲が広く、仲間の死骸などに興味を持つという習性がエボラ出血熱の感染拡大を助長しているとされています。

ニシローランドゴリラの平均寿命は30~35年程度と言われていますが他の動物と同様に人に飼育されている環境では寿命が延びるようで、アメリカ合衆国のテキサス州にあるダラス動物園で飼育されていたメスのジェニーは55歳まで生きました。
ニシローランドゴリラは筋骨隆々で体が大きく、乱暴で怖そうなイメージがありますが性格は基本的にはおとなしく、食べ物に関しても植物食メインで肉はほとんど口にしません。
また、成熟したオスの個体は上記の写真に背部が銀色の毛が生える事から「シルバーバック」と呼ばれています。
メスの妊娠期間は約9か月とされており、産まれた新生児の体重はおおよそ2kgと体の大きな大人と違い、未熟な状態で生まれてくるようです。