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ナウマンゾウ [絶滅動物図鑑]

ナウマンゾウ
Naumann's elephant

ナウマンゾウの画像
大阪市立自然史博物館
科名
ゾウ科
その他の名前
英名:[Naumann's elephant]
学名:[Palaeoloxodon naumanni]
分類
長鼻目
生息地(発見地)
アジア(日本)
時代
約45万年前~約1万5000年前(第四紀更新世)
全長
約4m
体高
2.5~3m
体重
不明
食べ物
植物
ナウマンゾウの画像2
大阪市立自然史博物館
解説
ナウマンゾウは日本に生息していたゾウ科の動物で北海道から九州まで日本の様々な地域で多くの化石が発見されています。東京の原宿で地下鉄工事の際に化石が発見された事もあります。

ナウマンゾウの最大の特徴である口元の牙は長さが2.4m以上、直径も20cm以上に成長します。
主な生息場所は林の中であったと考えられており、針葉樹と広葉樹の混じった混成林の中に住んでいたようです。
ナウマンゾウの祖先は日本とユーラシア大陸がまだ陸続きであった時代に日本に渡ってきたと推測されています。

当時の人類が使っていたと思われる石器などが見つかった場所からナウマンゾウの化石も発見されており、ナウマンゾウが人類の狩猟の対象であったのではないかとも考えれています。

ナウマンゾウの化石が最初に発見された場所は神奈川県の横須賀市で記載者であるドイツ人の地質学者ハインリッヒ・エドムント・ナウマンの名前を取って「ナウマンゾウ」と名付けられました。