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マクラウケニア。[絶滅動物図鑑]

マクラウケニア
Macrauchenia

マクラウケニアの画像
科名
マクラウケニア科
その他の名前
学名:[Macrauchenia]
分類
哺乳類、滑距類、獣亜綱
生息地(発見地)
南アメリカ(アルゼンチン)
時代
約700万年~2万年前(更新世前期~後期)
全長
約3m
体重
不明
食べ物
植物
解説
マクラウケニアは「大きなラクダ」という意味の名前を持つ哺乳類で体はラクダに少し似ていますがラクダの仲間ではなく、ラクダよりも体が大きいという事もありません。また、南アメリカ特有のグループである滑距類の最後の生き残りであったと言われています。

マクラウケニアの最も大きな特徴はラクダのような体ではなく、まるでバクのような長い鼻であり、現在ではこのような鼻を持った背の高い動物は見る事ができません。
また、この長い鼻は器用でよく動いていたとされ、パタゴニア近くの草原に生息し44個の大きな歯を使って木の高い所にある葉っぱなどを食べて暮らしていたと考えられています。
以前は水生植物などを食べる際に鼻先だけを空中に出して呼吸できる事から水生植物を食べていたとされていましたが、現在ではその説は否定されています。

尚、マクラウケニアの命名者はリチャード・オーウェンであり、化石を最初に発見したのは19世紀に南アメリカ大陸にビーグル号で訪れた進化論で有名なチャールズ・ダーウィンだとされています。
マクラウケニアの絶滅の原因については現在も謎のままとなっています。