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ダエオドン。[絶滅動物図鑑]

ダエオドン
Daeodon

ダエオドンの画像
科名
エンテロドン科
その他の名前
ディノヒウス
学名:[Daeodon]
分類
哺乳類、鯨偶蹄目
生息地(発見地)
北米
時代
2400万年前~1100万年前(新第三紀)
全長
約3m
体重
不明
食べ物
植物、肉
解説
ダエオドンは雑食性の哺乳類で主に植物を食べていたとされていますが腐肉を食べていた可能性も高いと言われているイノシシに似た大型の動物です。また、以前はディノヒウス(恐ろしいブタ)という名で呼ばれていた事もありました。

ダエオドンは体長が約3mであったとされていますが、現在のニホンイノシシの体長が1.5m前後である事を考えると非常に大きい体を持っていた事が分かります。体重に関してはハッキリした事が分かっていませんがほぼ同じ体長であるクロサイが1トン前後の体重である事から考えるとダエオドンも700kg以上はあったのではないかと思われます。

体については頬や顎の部分などに大きなコブ状の突起がある事が特徴で、このコブは縄張り争いの際に武器として用いられたり、メスをひきつける為のディスプレイの役目も果たしていたのではないかと考えられています。
また、顎の力が非常に強く硬い骨なども簡単に噛み砕く事も出来たと言われており、この強力な顎は小動物や腐肉などを食べる際に役立っていたとされています。

鼻孔の部分がやや側面を向いている事からイノシシと同じように鼻先で地面を掘る習性があったのではないかと推測されており、鼻で土を掘る事によって地面に埋もれた植物の地下茎などを食べていたようです。