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ブロントテリウム。[絶滅動物図鑑]

ブロントテリウム
Brontotherium

ブロントテリウムの画像
科名
ブロントテリウム科
その他の名前
学名:[Brontotherium]
分類
哺乳類、獣亜綱、奇蹄目
生息地(発見地)
北米
時代
約4000万年前~約3100万年前(始新世末期~漸新世前期)
全長
約4.3m
肩高:約2.5m
体重
約5トン
食べ物
植物(水草、木の葉など)
ブロントテリウムの画像
解説
ブロントテリウムは外見はサイに似ていますが分類上はウマに近い種類であるとされており、この仲間の中では最大の種類のひとつだと言われています。学名であり一般名でもあるブロントテリウムとは「雷の獣」を意味しています。

ブロントテリウムには鼻の上の部分に大きなY字型の角がありますがサイの角が毛が集まり固まってできたものである事に対してブロントテリウムの角は前頭骨が伸びたものである事から化石などでもハッキリと確認する事ができます。
この特徴的な角はオス同士の争いの際に用いられてたとも襲ってくる肉食動物から身を守る為に用いられたとも言われています。
また、脳が極端に小さかった事も特徴のひとつで群れでの生活を好んでいたようですがあまり知能が高い動物ではなかったようです。

ブロントテリウムは歯が低く硬い草を食べる事が出来ず主に水草を食べていたと考えられています。このような特徴から自然環境の変化により乾燥化が進み湿地などが少なくなって食糧難になった事が絶滅の原因ではないかと推測されています。