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バーバリライオン [絶滅動物図鑑]

バーバリライオン
Barbary Lion

バーバリライオンの画像
科名
ネコ科
その他の名前
アトラスライオン
英名:[Barbary Lion]、[Atlas Lion]、[Nubian Lion]
学名:[Panthera leo leo]
分類
哺乳類、食肉目、ヒョウ属
生息地(発見地)
アフリカ(エジプト、モロッコなど)
残存個体数
約30頭(2017年)
全長
約4m
尾の長さ:約75cm
体重
不明
食べ物
肉食
バーバリライオンの画像2
バーバリライオンの画像3
解説
バーバリライオンはかつてアフリカ大陸の北部に広く生息し、人の手による乱獲などによって一度は絶滅したと考えられていた動物ですが、絶滅が宣言されてから70年以上が経過した後にモロッコでムハンマド5世が純血種のバーバリライオンを個人的に飼育していた事がわかり、再び表舞台に姿をあらわす事となりました。

その堂々たる姿から「百獣の王」と呼ばれているライオンですが、ライオンの中でも最も体が大きく黒みがかっている鬣を持つ種がこのバーバリライオンで別名「アトラスライオン」とも呼ばれ、古代エジプトでは神と崇められた存在でした。 しかし、ローマ帝国時代には時の皇帝たちがアフリカに侵攻した戦利品としてバーバリライオンを持ち帰るようになり、数百頭に及ぶバーバリライオンが見世物にされたり、狩りの獲物にされるなどして命を落としていきました。
更に高い戦闘能力を持っていた事が災いし、バーバリライオンは人にとっては危険な害獣であるとして必要以上に駆除されたり、生息地域を追われるなどして急速に数を減らし、1922年にフランス人の入植者の手によって野生の環境下に住む最後の一頭が射殺され、絶滅が宣言されました。

結果的には100年以上も人の手によって飼育されていた純血種のバーバリライオンの存在が確認された事により絶滅は免れた訳ですが未だに数は非常に少なく、生き残ったバーバリライオンはモロッコのラバト動物園で大切に飼育されている状況となっています。